『シャンペン・シャワー』燃えてる男は美しい

かわみなみ作。エスペランザ国のプロサッカーチーム『ヴィトーリオ』にアマゾンの奥地からアドリアン・アレクシス(アドル)が入団してくるところからこのハチャメチャサッカー漫画は始まります。
最初は彼が主役だったはずですが、主役の座は何となく宿敵チーム『サルバドール』のマルロとアンドレにとられた感じ。
国内リーグ、それぞれのクラブから選出されてワールドカップのエスペラント代表チームになってからの国際試合、解散してからまたリーグ…。私のようにサッカーに無関心で無知の人間でも十分楽しめる面白さです。
サッカーの天才ではあるけど変態ジョゼ、ワイルドで純粋なアドル…そして何といっても貧乏性で汚いこともするけど職人サッカーをするマルロとこれまた天才肌の大金持ち美形御曹司&マルロの崇拝者かつ世話係のアンドレ…それ以外の脇役も含めてとにかくニヤニヤしっぱなしです。
シンクロナイズドスイミングサッカーとか十戒シュートとか秘儀静電気タックルとか、ハチャメチャで斜め上を行く特訓とか…とにかく笑いっぱなし。エスペランザ国という外国が舞台なのに、マルロはご飯に味噌汁食べてたりとか。
でもその中でも芯は真面目で、アドルが恋をして成長していく過程やマルロの職人っぷりの凄さや、そして試合相手チームも『貧乏泣き落とし作戦』とか『祈祷師作戦』とかふざけてて面白いのですが、ここ一番というところでは、正当に強いチーム選手が出てきて、正々堂々と実力VS実力で、勝っても負けても見事な戦いっぷりで惚れ惚れとさせてくれます。
最初から最後までふざけっぱなしでなく、締めるところは締めているのがいいのです。
結婚している選手は家庭を大切にしているのも描かれていますし、男たちが『サッカー』という仕事をしている感が半端なく、やっぱ『仕事に燃える男は美しい』と思わせてくれます。
皆、首も太腿もすっごく逞しくて『大人の男』。ちなみにマルロはアルマーニが似合う男です。