日本の農業を想う「となりの農業革命」

日本の農業をこれからどういう形で継続していくか、日本の農業のシステムがほんの少しわかる小説かと思います。実際はもっともっと根深い問題があるのでしょうが、何も知らない素人が読めば、農業について少しでも興味がわくのではないかと思います。 とても読みやすいので、一気に読んでしまえます。 有機農業を夫婦ではじめかけていた矢先、夫に先立たれた若い農家の嫁、彼女の考えのもと一緒に働きはじめる男。 その二人の農業に携わっていく姿と、大手の農業法人によるあたらな手段で慣行農法を広めようとする者たち、考え方の違う両者ですが... Read More

Yの悲劇を読み返してみて

かなり紹介したい本が、エラリー・クィーン著『Yの悲劇』です。推理小説好きの人であればもう知らない人はいない、ってくらいの有名作ですよね。でも、最近のミステリーを読んでいると、トリックがあまりにもデジタル化、かつ複雑化してしまってきているので、こういう古典に目を通して見るとかえって斬新に感じたりもします。 舞台は、家族それぞれが強烈な個性をもった、もっといえば変人ばかりのハッター家。家の中心的存在であるエミリー・ハッタ―の夫であるヨーク・ハッタ―の自殺事件のあとで、未遂事件も含めた殺人事件が繰り返し起こりま... Read More